彼という人間は、今まで憎しみと後悔と言う岩をかかえて生きていた。もうそれを手放したと思っていた。しかし手放したのではなくそれに目をつぶっていたのだ。彼はできればこの重たい岩をすてたいと思った。しかし彼はその岩を手放したくないのだ。彼は、この岩をもつハメになったのは父親と母親のせいにしたかった。それをタテに夢と自身に反抗するようになった。しかしそれは甘えと身勝手な考えだった事に彼は気づかされたのだ。
  親はその当時とくらべて自分のあやまちを理解して反省しているのを彼は知っている。しかし、なぜ今も憎しみと後悔の岩をもっているのか彼本人にもわかっていない。しかし彼はこの岩をかかえてそれを手放せない以上は、それを受け入れて憎しみと後悔から許しと反省の岩に変えていきたいと思っている。彼は相手と彼自身を傷つけていた。親友はこの答えをもっていて彼にその事を言っていたのにそれを無視していた。今ならわかる。彼が憎しみと後悔の岩をもったのはだれのせいでもなく彼自身のせいなのだ。今は岩の重さをかんじないがそれがたまに重く感じる事がある。これを軽くするには、どうするか。彼の人生で考えて行くほかはない。(高等部M・G)

2017-03-13T13:18:40+00:00 2017/03/13 1:18:30 PM |自画像|