通常授業が再開して3週間が経ちました。マスクやフェイスシールドを着用しながらですが、ようやくいつもの雰囲気が戻ってきたように思います。
毎年6月23日の慰霊の日は、特別授業を行っています。講師の方をお招きしてお話を伺ったり、フィールドワークに出掛けています。今年は講演のような取り組みはできませんでしたが、昼間部の生徒たちは沖縄島南部の戦跡や慰霊碑を回りました。
平和祈念公園で昼食を取りました。今年は招待者のみという形での追悼式典が行われていましたが、たくさんの人が平和の礎を訪れていました。
「あの年は雨が多かった」と語られる沖縄戦ですが、当日朝も大雨や雷の大荒れの天気でした。雨を避けつつ、歩きながら・立ち止まりながら考えるフィールドワークをなんとか終えることができました。
戦後75年が経ちましたが、私たちの身の回りには抑圧的な構造が潜んでいます。SNSでの誹謗中傷、ヘイト、ハラスメント、DV、いじめなどは絡み合って人の命さえも脅かしています。
あらゆる人権が踏みにじられた戦争から学び、他者を/自分を大切にできる感覚を磨き続けることが必要です。慰霊の日は過ぎましたが、平和学習は日常の中で続きます。