年明けから初・中・高等部の生徒たちは貝の特別授業を行っています。
フィールドとなるのは校舎の目の前にある津波古海岸。
沖縄島には100種類以上の貝が打ちあがる「貝のなぎさ」が現れる海岸が4か所確認されています。
津波古海岸はそのうちの1か所で、どんな貝が、何種類あるのかまだ誰も調べたことのない「忘れられた海岸」なのです。北部の大浦湾と並び沖縄島で最も貝の多様性の残る海岸かもしれないとのことです。
講師に「貝と言葉のミュージアム」の名和純さんを迎えて、日にちを分けて貝の特別授業を行っています。
貝採集のコツは①貝の帯にそって探す(打ち上げ貝が集まる「貝の帯」は波打ち際と平行に2,3本あります)
②しゃがみこんで同じ場所をジッと見つめていると、たくさんの貝が見えてくる(貝眼になる)
大型貝から微小貝までさまざまな貝が打ち上っていました。
採集した貝は水ですすいで潮と砂を落とし乾燥させます。
別日に、採集した貝は見本標本と見比べながら同じ種類を探す貝合わせを行い、標本づくりを行います。
初・中・高等部の生徒が採集・調査・標本にした貝たちは『波打ち際博物館』として「春の学校・うりづん庭」から春休みにかけて展示予定です。