毎年、慰霊の日に特別講座を行っています。この一年間、世の中や自分の周り、そして自分自身が平和とどう向き合ってきたか、そのことを立ち止まって考える機会を設けています。
初・中・高等部の取り組みを紹介します。今年は高等部2年生を中心とした実行委員が特別講座の内容を企画・提案して進めてきました。
自分は戦争は悪いものだという表面的な理解で止まっているからみんなと考えたい、という実行委員の生徒の発案から小グループに分かれて話し合いました。
午後は沖縄島南部へフィールドワークに出かけました。各ポイントで高等部2年生がミニガイドに初挑戦です。
米須海岸、魂魄の塔
韓国人慰霊塔、平和の礎
今年は校舎とフィールドワーク先で『花はどこへ行った』(Where have all the flowers gone?)と『コシシケレリアフリカ』を歌いました。
『花はどこへ行った』は池澤夏樹さんから″世界中のそれぞれの場所でそれぞれの言葉で歌おう!″ というメッセージを受け、ウチナー口&三線の珊瑚舎バージョンを歌いました。
『コシシケレリアフリカ』は珊瑚舎でのここ歌(ここ一番の歌)の一つとして、歌い続けている曲です。歌詞の中のアフリカをオキナワに替えて歌っています。
生徒たちは、慰霊の日を自分の時間として受け止めるために心に残るワンシーンを撮りました。その写真にキャプションをつけて「今日の一枚」という作品づくりに取り組みます。
生徒たちの歌(動画)や「今日の一枚」も今後、紹介していけたらと思います。
※22.7.3追記
「花や何処行ぢゃが?」 ー「花はどこへ行った?」うちなー口ver.ー
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原詞:ピート・シーガー 訳:池澤夏樹 うちなー口訳:宮城竹茂 うちなー口曲:宮城竹茂 歌:珊瑚舎スコーレ 初・中・高等部 ———————-
「花はどこへ行った」(Where have all the flowers gone?)は、世界で一番有名な反戦歌とも言われています。
ー世界中のそれぞれの場所で、それぞれの言葉で、 「花はどこへ行った」を歌おう。ー
池澤夏樹さんの呼びかけをきっかけに、珊瑚舎ではうちなーぐち&三線バージョンを歌うことになりました。
2022.6.23慰霊の日。沖縄戦の跡をたどり、戦争と平和、いのちについて思いを巡らせながら歌った「花はどこへ行った?」をどうぞお聴きください。