珊瑚舎・初/中/高等部の授業より-「人間の営み」「平和学講座」-

珊瑚舎・初/中/高等部の授業より-「人間の営み」「平和学講座」-

「人間の営み」「平和学講座」の授業の様子です(講師:石橋柚里/松田浩史/北上田源)。

今年度の授業は、共通テーマを初・中・高等部それぞれの切り口で深めています。後期のテーマは「地域」です(前期は「学校」でした)。

地域の舞台は、珊瑚舎スコーレの新校舎が立つ予定の「佐敷・津波古」です。生徒たちはフィールドワークや調べ学習を重ねてきましたが、どうしても分からないことや気になることが増えてきました。そこで、この日は『津波古字誌』を編纂した城間さんと津波古区長さんに真相を尋ねに行きました。

お二人は生徒の質問のひとつひとつに丁寧に答えてくれました。戦後から現在までの暮らしの移り変わり、那覇とは違うこの地域ならではの良さ、人々が繋いで残してきた知恵や風習…。そういう言葉で解説されてはいませんでしたが、実体験のお話や驚きのエピソードなど奥深い内容ばかりでした。

生徒たちは「山がんまり(津波古にある珊瑚舎の校外施設)」での活動の為、毎週津波古を訪れています。また地元のハーリー大会に毎年出場するなど親しみのある場所です。今回は、改めてこの風景や行事をつくってきた地域の方の想いに触れるような時間でした。後半では高等部の生徒から津波古の博物館のようなスペースを地域の方と協同でつくる提案をしたところ、区長さんからぜひ一緒に!という嬉しいお返事をいただきました。

「地域に開かれた学校」という言葉がありますが、これからはこの地域と一緒に「学校をつくろう!」をやっていく、そんなイメージをふくらませています。

 

2019-02-09T02:21:38+00:00 2019/02/09 1:56:26 AM |学校の日常|