高等部の授業『焼物講座』の様子です(講師:育陶園 鶴田貴大)。
毎週、壺屋にある育陶園やちむん道場に通って授業を受けています。前期は「つくってつかう」をテーマに食器づくりに取り組んでいます。第一弾は「マカイ」。少し深めの器でごはんや沖縄そばなどを入れるようなお椀です。
「どこで・誰が・どんなふうに使う」器を作るのかそれぞれコンセプトを考えたのち、器のもっとも基本的な「玉つくり」という作り方でつくっていきます。
沖縄でとれる粘土は、水分が少なくキメが細かいことから裂けやすいという特性があり、乾燥と焼成で2割は縮むことを考えて器の形を整えていきました。
次に手ロクロとカンナなどを使って内底面や外側を削っていきます。
均一に乾燥させるため厚みをそろえるように削る作業はなかなか難しい様子でした。
デザイン(化粧)を入れて釉薬を施して焼き上げます。試行錯誤しながらそれぞれのイメージが形になっていきました(「接着」をポイントに箸置きも作成中です)。
完成した作品は8/4(土)前期学習発表会「まにまに祭」に展示されます。ぜひ会場でご覧になってください。