三日がんまり - 窯焚き -

三日がんまり - 窯焚き -

年内最後の活動は「三日がんまり」です。

長期休み前は、南城市佐敷にある校外施設「山がんまり」に三日間通って集中的に作業しています。

一日目(12/17)

今回の最大の作業は、窯焚き(火入れ)です。朝から火を入れて、日中・夜通しと薪をくべます。目標の800度まであげたら3時間程温度をキープして、その後ゆっくり温度を下げて窯を冷やしていくという作業です。

12月17日 朝 お酒を供えて安全祈願しました

10時55分 いよいよ窯焚きスタートです

しばらくすると煙突から煙が出始めました

別のグループは、古民家の床にオイルステンを塗って綺麗な木目を出していきます。

料理班は、みなのお昼ご飯(25人分くらい)を準備します

 

三日がんまりのお昼はみんなのリクエスト。この日は「春巻き」です。

14時48分 窯の温度はまだ94度です。

一気に温度を上げると窯にヒビが入ってしまいます。じっくりじっくりと窯の水分を飛ばしていきます。

17時ごろ 残って作業を続けるメンバー(朝から協力してくれている『陶芸講座』の鶴田さんも)。このとき窯はまだ300度ほどです。

窯の中の炭を移動させたり、灰をかき出して空気の道をつくります。生徒はこの作業を「お掃除」と名付けました。

 

窯の中の温度は絶えず変化します。窯の状態を見ながら温度を上げていきます。

炭(オキ)の表面温度は1000度を超える時も。「お掃除」や薪を投げ込む時もかなりの熱で注意が必要です。

 

 

20時26分 572度

 

22時14分 733度

目標の800度が見えてきました。煙突の高さを伸ばし、炎の引き込みを強くして温度を上げていきます。もう少しです

 

ついに!

 

 

 

23時32分 800度 達成!!

 

 

その後も800度を保つように焚き続けます

作業は3時ごろまで続きました。窯は蓋をして自然に冷えるのを待ちます。

 

窯焚き組の朝ごはん おつかれ様でした、乾杯!

 

二日目(12/18)

朝、メンバー交代して二日目の作業スタート。

作業小屋を片づけました。この机は焼き物づくりの作業ために10年ほど前に作ったものです。

特大!エミューの卵焼き

 

この日もお昼は生徒リクエスト「手巻き寿司」

 

窯の温度がなかなか下がらず、この日も20時近くまで残って様子を見守りました。

 

三日目(12/19)

畑作業班

工具の手入れや整理作業。

初日にオイルステンを塗った古民家。重ね塗りをして仕上げます。

最後のお昼ご飯は、圧倒的人気の「唐揚げ」!

冷えた窯の中に入って掃除しました。内部に亀裂もなく、一安心でした。

もう一回り壁を厚くする作業が終われば、3年近くかかった登り窯がついに完成します

 

三日間の最後に鏡餅やしめ縄を飾りました。ヒヌカン(火の神)と「山がんまり」に感謝して一年の作業を終えました。

 

協力していただいたみなさん、ありがとうございました

来年もよろしくお願いします

 

2019-12-26T16:58:05+00:00 2019/12/26 4:12:41 PM |山がんまり|