サバニ再生中!プロジェクト

サバニ再生中!プロジェクト

 沖縄講座の講師のタケちゃんに「珊瑚舎に一艘、マイ・サバニが欲しい」と伝えていました。「上等なのを捜そうね、まだあるかな」と話してからもう10年以上たったような気がします。

 展示用に使うため、長い間市立体育館の裏に置かれているうちにゴミ捨て場のようになり、ゴミに埋もれその姿さえ見えなくなてしまった古いサバニがありました。市が手放していいとのことでしたので、一緒に見に行きました。ゴミをかき分けると姿が現れました。「本物だよ」とタケちゃんが言いました。「サバニ再生中!プロジェクト」が始まりました。

 

2020年2月13日
ゴミ片付開始。大きなゴミ箱のようになっていました。

大量のゴミを処分しました。

2月16日
ゴミを片付け、トラックに載せて山がんまり(南城市佐敷にある校外施設)に向かいます。

山がんまりに到着。

山がんまりにやってきましたが、どこかおさまりが悪そうなサバニ(鮫胸)です。

早速、サバニ再生中!

舟板にある左右の棒状の突起はその上に板を渡して腰掛けを作るためのものです。一枚板を削り込んで突起を作っています。

 

この曲線がサバ二独特のものです。手前が舳(へさき)です。

 

 

卒業生が作った「サバニ再生中!プロジェクト」のポスター。

ポスターに書かれている呼び掛け文。

 

 

舟板をサンドペーパーで磨き上げます。

雨に濡れるのを防ぐためにテントを張りました。

艫(とも)の舟板。たくさんのクサビで繋がれています。

傷んでいるクサビは新しく付け替えました。

建造当初ののクサビと竹釘、しっかりしています。

艫に近い船底にはエンジンを装着したために開けた穴があります。これを木で塞ぎました。

舳の部分の船底。傷んだ部分は新しい材にします。

大工のスギウラさんも時間を見つけて手伝ってくれました。

休憩。

3月25日
艫(船尾)から舳先(船首)。

舳先から艫。

いい面構えです。

3月30日、オイルステインを塗りました。ほぼ完成です。1か月半かかりました。次はウェーク(櫂)作りです。

 

 

2020-04-22T23:04:59+00:00 2020/04/22 11:04:59 PM |山がんまり|