高等部と専門部(休講中)は1年間『紅型講座』があります。
『やちむん(焼物)講座』と隔年で実施され、中等部でも『紅型講座』を開講しています。『紅型講座』は首里の城間紅型のご協力を頂いて開講しています。
専門部 作品
高等部 作品
高等部 作品
2010年度中等部、高等部、専門部合同で大作に挑みました。開校10周年記念に上演するオリジナルミュージカルの舞台を飾る紅型の幕を作ることになりました。
ディザインはロゴのガジュマルをモチーフにしました。生い茂ったガジュマルの樹に珊瑚の花が咲く姿だそうです
糊置きした後、色を置いてゆきます。
限られた色をどのように置くか、考えどころです。
だいぶ出来上がってきました。
左の部分。糊を置いたところが白く残ります。
右の部分。珊瑚の花が咲きました。
大きな舞台に映えました。みんな、ほんとによく仕上げたと思います。前に立つのは出演した夜間中学校の生徒の皆さん。
縦約270センチ、横約440センチ。左下に珊瑚舎スコーレ10周年2001~2010と染抜かれています。
2017年の中等部の作品 『ハーリー旗』
南城市・馬天ハーリー「女子の部」初優勝
紅型講座の発表。2017年度うりづん庭(後期の学習発表会)で。高等部は自らがモデルになりファッションショーで発表しています。浴衣。
サリーで登場。バックミュージックも工夫します。
夏姿、Tシャツです。もちろん、歩き方も作品を引き立てる工夫をします。
5人そろいました。左から前掛け、Tシャツ、サリー、ブレザーのポケットにアクセント、浴衣。
サリーの細かな彫り。よく仕上げました。
三線の型のデザイン。これも彫りが大変だったと思います。
色置きにもそれぞれの個性が出ます。小さな弟にプレゼントするTシャツに染めていました。
2019年度の高等部の合同作品。亀の口先をタバコを吸いながら泳いでいるのは校長のホッシーだそうです。現在はタバコは止めています。アバサージラー(はりせんぼん顔)をしているそうです。
珊瑚舎スコーレのロゴをデフォルメした初年度の講師の作品
ロゴの紅型。前のものと同じ型で染めたように見えますが、同じ型ではありません。職人さんが型彫りを楽しんでいるように感じます。
このちょっと変わった風情の紅型、これも前の二つとは型が違います。この紅型は珊瑚舎の校外施設・山がんまりの古民家の屋根を葺く時、古い赤瓦についた漆喰を削り落とすときに出来る削りかすを捏ねて、その粘土状のものを和紙に染めたものです。
変り紅型は事務局の入り口に飾っています。珊瑚舎スコーレが入居しているビルは日本復帰(1972年5月15日)前の1968年1月に建てられた建物で、間取りが贅沢で気に入っています。使わせてもらって20年、来春の引っ越しをひかえ、今から名残り惜しさを感じてます。
紅型の下にある掲示物。これも20年前からあります。印刷が薄れたので最近剥がしたのですが、やはり元のように新しくして貼り付けました。